商品紹介
ごみの三大問題最後の一つを解決する「ミント配合」ごみ袋
2023.07.11
「進化するごみ袋」はその名の通り、進化を続けて、さまざまな新機能を備えていきます。
その1つとして、ごみの三大問題であるネズミによる被害を抑える新製品を開発しています。
ごみの三大問題
ごみ捨て場の問題の一つに、ハエ・カラス・ネズミによる被害があります。これらは都市の発展についてまわる問題として長年にわたり様々な対策がされてきました。
たとえばハエはごみを一箇所に長く溜めない仕組みの整備。カラスはネットを張ったりカラスに見えづらい黄色いごみ袋を使うことで成果を挙げてきたと言われています。しかし、残る一つであるネズミの発生を抑制する効果的な手段については、いまだ確立していないことをご存知でしょうか。
特に人口の多い東京都では、コロナ禍による人流抑制とその解除によってネズミに関する相談や情報提供が相次ぎ、都内に少なくとも25万匹のネズミが生息すると推計されています。
この現状をうけ、ネズミ・衛生害虫駆除予算が前年比で数倍になっている自治体があるほどの重要課題になっています。
ネズミ問題解決に向けて進化するごみ袋
こうしたネズミ問題の解決に向け、「進化するごみ袋」はネズミの嫌がるにおいをつけた新しい袋を開発しています。
ネズミは鋭い嗅覚を持っており、ミントの香りはネズミが嫌がるにおいの代表的なものの一つ。そのため、ごみ袋そのものにミントを含む香料のにおいをつけることでネズミを寄せ付けず、食害などネズミ被害を抑える効果が期待できます。
また、この忌避効果はゴキブリなど衛生害虫にも有効とされており、進化するごみ袋によって、より衛生的なごみ管理が可能になるかもしれません。
前例のない忌避剤配合のごみ袋開発
日本に住む私達にとって、香りの付いたごみ袋は馴染みがなく前例のない試みです。それは、無香性のものを好む日本の文化的背景が理由といわれます。
しかし海外、特に東南アジア地域においてはごみ袋などの衛生用品ににおいをつけることは珍しくありません。
そこで進化するごみ袋は、日本環境衛生センターの協力のもとマウスを使った実証実験を行い、ミントやシナモンなど様々な香料試薬によってネズミがえさを食べる量がどう変化するかを測定。ミントを含むさまざまな香料から、忌避効果が最も高い香料を選定しました。
そして現在は忌避効果の高さだけでなく、人間にとって香りが強すぎないように配合のバランスを細かく調整することで、飲食店様にも安心してご利用頂けるようテストを進めています。都内にて町会、保健所、清掃事務所との協議のもと2023年夏頃に実地で運用テストが行われる予定です。
もっと環境にやさしく、もっと便利に進化するごみ袋
さらに「進化するごみ袋」は100%の再生プラスチックを使用していますが、食品由来の容器包装プラスチックは強いにおいが付着したものも多く、これまではごみ袋に使いづらい素材でした。しかし香料を入れることで、これまで使いづらかった容器包装プラスチックもリサイクルが可能になり、資源リサイクルの幅がより一層広がります。
ネズミ忌避という新たな機能を備え、さらに限りあるプラ資源の循環を推進する「進化するごみ袋」。その名の通り、これからも進化を続けるごみ袋にぜひご注目ください。
進化するごみ袋について
●100%国内産再生プラスチック・・・国内で発生しトラッキング可能なプラ素材のみを使用。原料も製造も日本製だから為替リスクに左右されずに安定した品質と量をお届け。
●破れにくくて手でほどける・・・ごみ収集の現場で上がったお客さまの声を品質に反映。伸縮性が高く、破れにくい。結び目がするりとどけて使いやすい半透明のごみ袋。
●純日本製だから資源循環に貢献・・・国内の廃ストレッチフィルムのみ使用して100%の資源循環を達成。バージン品より安価で、かつサステナブルなエコマーク認定商品です。